H.L.Clarke 「Technical Studies」

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20世紀における最高の演奏家の一人、コルネット奏者 Herbert L. Clarke (1867~1945) は金管楽器の指導者としてもよく知られており、Elementary Studies、Technical Studies、Characteristic Studies、Setting Up Drillsの4冊の教則本をこの世に残しました。
Elementary Studiesは初心者のための教則本で特に小学生、中学生に与えるとよいと思います。Characteristic StudiesはTechnical Studiesを完全に修得してから進む、仕上げのような教則本であり、Setting Up Drillsは専門家になってから自分のコンディション維持のために使用する教則本となります。

これらの中で一番使われているTechnical Studiesは単にテクニックを磨くためのものと思われがちですがが、そこにはテクニックはもちろんウィンドパワー、ウィンドコントロール、フレキシビリティ、ハイノート、アタック、accurate(正確さ)、endurance(耐久力)などのアプローチがふんだんに盛り込まれており、それらを総合的に訓練するための教本です。
ところが、詳しい使用説明がないためクラークが意図した使い方をされていないことが多いのは大変残念です。
例えば、教則本を開くと目に飛び込んでいるppですが、ゴードンがクラークの最初のレッスンで1st Studyをppで
吹いた時、クラークから「なぜそんな小さな音で吹いてるんだ!エアーをもっと入れろ!」と怒鳴られた話があります。このように落とし穴がたくさんあるので取り組むときは要注意です。
ゴードンのレッスンではクラ-クの教え、クラ-クの考え方を実際に体験したゴードンならではの、本には書かれていない指使いも含めたアプロ-チが随所にありました。
ブラスキャンプではその部分を補足説明しながら、参加者の方々に実践してもらっています。

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